lanケーブルの長さにまつわる常識

lanケーブルというと長さが豊富で種類が様々ありますが、案外最長何mまで長く伸ばせるか知っている人は少ないものです。一般的に1本あたりの最長は100mまでとされていて、広い会場のような場所でも余裕を持って引き回すことができます。ただし、100mはあくまでもケーブルが規格の条件をクリアしていて品質に問題がない場合の理想ですから、実際は100mを超えたり100mに届かないこともあります。逆に短いlanケーブルは0.5m、50cmくらいの長さの製品が主流で、更に短い製品となると種類や数が限られます。

lanケーブルは、ある程度長さを持たせて機器同士を接続する用途が大半ですから、短いケーブルがそれほど多くないのは当然です。lanケーブルをカテゴリ別に見ると、カテゴリ5以上のケーブルでは100mまでの伝送が保証されていますから、長さを重視するなら最低でもカテゴリ5を選びたいところです。カテゴリー7Aは40Gbpsで50m、100Gbpsで15mまでと、伝送速度によって使える長さが異なるので注意です。カテゴリー8は最大でも30mですから、決して長距離伝送に向いているとはいえませんが、しかし十分に実用的なのも確かです。

lanケーブルは伝送速度と最大周波数が規格にまとめられているので、規格通りの性能が発揮される点においては信頼できて安心です一方で、規格から外れるメーカー独自構造のケーブルは、実測頼りで規格の性能が保証されるとは限らないのがネックです。

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